代表あいさつ
使い手の世界を作り手に
今日、私たちは様々な製品やサービスに囲まれて生活しています。家庭や職場や学校、お店や公共施設、娯楽や趣味の場、移動中においても、人々は様々な製品やサービスの中から自分にあっていると思うものを選び、それらを利用しながら生活しています。使ってみて満足を得られることもありますが、不満足な経験をさせられることもあります。同じ製品やサービスであっても、使う人によってはイライラさせられたり、余計なやり直しをさせられたり、やりたいことができなかったり、困ってしまう事態を招いたり、このような結果になる場合も少なくありません。製品やサービスを開発される「作り手」の皆様が慎重に検討を重ね、「これならユーザーにスムーズに使ってもらえる」と思って提供された製品やサービスが、残念ながら予期せぬ結果になることがあります。人々の価値観と経験が多様化した今日、ユーザーの使い方が何通りもあるときに、すべてのユーザーがいつもスムーズに使えて満足を得られるように設計するのはとても困難な作業と言わざるを得ません。
ヒューマンインタフェースは、「使い手の世界を作り手に」の理念の元、設計開発チームの皆様(=作り手)が製品やサービスを開発するときに必要なユーザーの情報(=使い手の世界)を的確に提供し、ユーザーがスムーズに満足して使えるような、使いやすい製品やサービス、システムの開発に役立てていただいております。
1991年の設立以来、ヒューマンインタフェースは数多くの日本国内企業や研究機関、北米企業、ヨーロッパ企業の依頼を受けて、様々な分野の製品やサービスのユーザビリティ評価を行い、ユーザビリティ品質向上のお手伝いを重ねてきました。また、独自に約6000人の評価モニターネットワークを持ち、幼児から高齢者の方々まで幅広い方々にご協力いただきながら、ユーザーの実態を設計開発チームの皆様にお伝えしています。
ヒューマンインタフェースはこれからも、ユーザビリティ評価に関するこれまでの実績を活かして、「作り手」の方々の新しいニーズにお応えするサービスを提供してまいります。世界中の多くの人々が製品やサービスを気軽に安心して快適に利用できる、そんな豊かな社会を実現するために、ヒューマンインタフェースはこれからも「使い手の世界を作り手に」の理念を実践してまいります。どうぞご支援、ご指導のほど、よろしくお願いいたします。
株式会社ヒューマンインタフェース
代表取締役
小畑 貢