HR2008-05 このゴミ何ゴミ? 正しくゴミ出しできていますか?

HR2008-05

このゴミ何ゴミ?
正しくゴミ出しできていますか?

2008.12.24 橋本

はじめに

分別ゴミ箱 ゴミの分類表

みなさんはご家庭で出るゴミの正しい分別方法をご存じですか? おそらくみなさんがお住まいの自治体でも、細かく分別の方法が定められ、ゴミ一つ捨てるにも、分類にひと苦労されている方も多いのではないでしょうか。そしてこれから年末にかけては大掃除の季節。ご家庭からは普段以上に多くのゴミがでてくることでしょう。

そこで、今年最後のマンスリーレポートでは、ゴミの分別・分類に焦点を当て、分類表を見ても分類がわからないゴミにはどのようなものがあるのか、また、分別以外にもゴミ捨てに関する困ったことなどを調査してみました。

調査の方法

当社にご登録いただいているモニターの方にメールをお送りし、アンケートにご協力いただきました。質問は以下の4つです。

    1. ご家庭ではどのようにゴミを分けていらっしゃいますか?
    2. 自治体で配布しているゴミの分類表やゴミ捨てカレンダーはご覧になりますか?
    3. ゴミの分類・分別の方法についてわからないものや困ったことはありますか?
    4. ゴミの分類・分別以外にゴミ捨てに関してわからないことや困ったことはありますか?

(わからないことがあった場合の解決方法や、ご自分でなさっている工夫についてもうかがいました)

回答してもらった人

19歳〜77歳までの男女100人(男性42人、女性58人)から回答をいただきました。

グラフ:お答えいただいた方100人の年齢構成

結果

1.ご家庭ではゴミをどのように分けていらっしゃいますか?

「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」「ビン・カン」「ペットボトル」…のように回答していただきました。その種類数を集計したところ…

グラフ:ご家庭でのゴミの種類

少ないご家庭では2種類から、多いところでは13種類という回答がありました。種類の数を左右しているのは、資源ゴミの種類のようです。紙の種類やビンの種類、プラスチックの種類によって細かく分けているご家庭もあるようです。一方、可燃ゴミでも、「生ゴミ」や「おむつ」などは別にされているご家庭も多く見られました。また、生ゴミをご自宅の庭に埋めているご家庭もあるようです。

2. 自治体で配布しているゴミの分類表やゴミ捨てカレンダーはご覧になりますか?

ゴミを分類する際の基準となる分類表。はたしてどれぐらいの方がご覧になっているのでしょうか?

グラフ:ゴミの分類表をどのぐらい見ているか

「時々見る」を含めると、8割以上の方が分類表を活用されていることがわかります。

3. ゴミの分類・分別の方法について分類表を見てもわからないものや困ったことはありますか?

さて、どんな項目があがったのでしょうか?8割の方が、何かしらのわからないことがあると回答されました。その中で、上位11項目をあげてみました。

グラフ:分類表を見てもわからないもの・こと

具体的な物というよりは、「プラスチックの分類基準」「粗大ゴミの基準」「異なる素材が組み合わさったもの」「可燃と不燃の区別」などの、分類基準のわかりにくさが多くあげられました。プラスチックの場合は、種類が多すぎてどのゴミに属するのかわからなかったり、粗大ゴミにおいては、大きさによってゴミの種類が変わるなどさまざまな混乱の要因となるようです。

具体的な名前で挙がった物の中に、靴・かばん・傘などがありますが、これらの多くも「異なる素材が組み合わさっている」ものであり、物によってはその比率も異なることから、その都度判断に迷ってしまうものと思われます。「衣類」とお答えの方の中にも、金属が含まれる場合はどうなるのか、ファスナーをどうしたらよいのか、などのコメントがあり、金属部品があることにより、混乱を招いているようです。

分類のわからないものについて、どのように解決したか、あるいはご自分で工夫されていることについてもおうかがいしました。

解決方法としては、「市の担当者に問い合わせる」「マンションの管理組合に問い合わせる」「近所の人に尋ねる」など、誰かに聞くことで解決している人が多いようです。

異なる素材が組み合わさっているものなどについては、可能な限り分解して捨てたり、粗大ゴミとならないように、小さく細分化するなど、手間をかけている方もいらっしゃいます。

さらには、ゴミに出す前にリサイクルショップに持ち込んだり、ネットオークションに出してみるなど、ゴミとならない形で処分する努力をされている方もいらっしゃいました。

変わったものでは、「漬物の石」や「植木の砂」という回答もあり、「植木の砂」とお答えになった方は、結局どうしてよいかわからず、公園の茂みに捨てられたそうで、結局正しい捨て方は今もわからないそうです。

4. ゴミの分類・分別以外で、ゴミ捨てに関してわからないことや困ったことはありますか?

こちらは約7割の方がわからないことや困ったことがあると回答しました。その中から上位11項目をあげてみました。

グラフ:ゴミ捨てに関してわからないこと、困ること

最も多かった回答が、「ゴミを出す日や時間がわからない」というものでした。また、「ルールを守らない、マナーの悪い人がいる」という意見も多く見られました。自分は一生懸命分別して、時間もきっちり守っているのに、ルール違反する人がいると腹が立つのも理解できますね。もしかしたらゴミを出す日や時間がわからない人が、本来出してはいけない時にうっかりゴミを出してしまい、それを見ている人が困っているということかもしれませんね。

感想

分類表という限られた紙面の中では、世の中すべての物を網羅することは不可能です。ただしその紙面を読めば、たいていのことはわかるようになっているのが理想ではないかと思います。

今回の調査の結果、プラスチックのゴミの分類がわかりにくいという意見が多かったことを受け、我が家でも分類表を見てプラスチックをどのように分類するのか、改めて読み直してみました。すると、これまで正しいと思っていた分別方法が、実は結構間違って理解していたことがわかりました。

これから年末にかけて大掃除でゴミがたくさん出てくることと思います。分類がわからなくて困ることはない、とおっしゃる方も結構いらっしゃいましたが、もしかしたら間違った方法で捨てていることに気付いていないという可能性もあるかもしれませんね。また、分類のわからないゴミも出てくるかもしれません。これを機会に、改めてご家庭にある分類表に目を通してみてはいかがでしょう。


2008.12.24作成 2011.09.07フォーマット修正